MS-06R-1 高機動型ザク(量産型)

バンダイ 1/100 高機動型ザク (シン・マツナガ用改修) MGシリーズプラスティックモデル


しばらくガンダム系のMSばかり作っていたせいか, 突然ザクが作りたくなり, 高起動型ザク(R1型 シン・マツナガ用)を購入し, 作成しました。塗装は シン・マツナガではなく量産機のものにしました。

雑誌等で評価の低いキットですが, 確かに新規のスネ部品の「合い」も 悪く, バーニア周りなど特にお粗末に見えます。今回は足周りを中心に 改修しています。また久しぶりに自作の握り手首を作成しました。 宇宙用のザクということで, 今回はいつものジオン系の艶消し系の 塗装ではなく, 半光沢にしました。

改修点は以下のとおりです。

  • 脚部バーニア周りの改修(改修ポイント参照)
  • 脚部動力パイプ周りの置換(基部を自作し, ブラスパイプに変更)
  • 脚部(ふくらはぎ)燃料タンク部の改修(改修ポイント参照)
  • 自作握り手首を作り, 表情を出す
  • 手首基部用カバー作成(シャア用の時と同じ改修)
  • 塗装を量産機にするので, 頭部アンテナ基部の穴埋め
  • 口部ダクトの自作(シャア用の時と同じ改修)
  • 肩アーマーのスパイク基部の削り込み(シャア用の時と同じ改修)
定番といわれるバックパックのフィンの可動工作はしていません。足の甲の パーツは取り付け軸を微妙に曲げて, ラインが硬くならないようにしました。

量産型の塗装ですが, 今回はMSV設定を参考にしています。ただ黄色や赤が 多いのは好みではないので, バーニア内部の赤塗装は止めました。また 腰のチェックのラインもWAVEの白/黒のものを使っています。(設定では黄/黒。) 動力パイプは手足と同じ色かとも思ったのですが, 専用機(マツナガ, ライデン等) ではメタリックな感じがしたので関節とともに焼灰色で塗装しています。

手足のグリーンはグリーン+ホワイト+クリアイエロー+グレーです。ボディー はグリーン+グレー+ブラックです。ダークグレーから立ち上げています。 胸部の黒はブラックからダークグレーに立ち上げています。バーニアなどは クリアオレンジとクリアブルーで焼け表現をしてあります。仕上げはグンゼ トップコートの半光沢です。


改修ポイント


▲ 脚部開口(パイプはこの時点で未改修)
完成度に不満の残る脚部新規パーツですが, 以下の部分の精度が低いのでは ないでしょうか。
  1. パーツ自体の噛み合わせ(これはひたすらパテ盛りとやすりがけをしました)
  2. バーニア周りのディテールが無く, 唐突に出ている
  3. フクラハギの燃料タンク部分のモールドが平坦
  4. 動力パイプが一体パーツになっていて, 精度も低い
(2)については左右各3箇所を開口し, そこにバーニアを取り付けました。 基部には余った動力パイプ(大)をエポパテ球で固定したものにしてあります。 (3)も同様に開口し, 市販のバーニアパーツを逆に取り付けて設定に近い 形状にしました。R-1Aであれば附属のタンクをつければ解決するでしょう。

(4)動力パイプは基部をプラ版で作り, ブラスパイプMAX(S)とフレックスロッド(Φ2mm) を使っています。サイズが合わなかったので, ロッドは削りこんでいます。後太腿 の膝関節上部も少し削りこんで隙間を作っています。(あまり意味がなかった。)

その他の主な改修点としては, 握り手首をエポパテで作りました。マシンガンを 持つ方の手首は平手を曲げています。手首基部は軸を隠すためのカバーを 市販バーニアで作っています。


▲ 自作握り拳
  
▲ 改修後、塗装したもの(左: 脚部、右: 拳)


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