MGシリーズ最大のボリュームを誇るサザビーです。劇場公開作品「機動戦士ガンダム
逆襲のシャア」でシャアの最後の乗機となっています。
全高も1/100で24cmもあり、他のキットと並べてもスケール違いのような錯覚を受けます。
キットの定価は8,000円で安売りで半額程度で購入しました。
関節の保持力の悪さやパーツの大味さが評判を悪くしているキットですが、 塗装まで行なえば(関節は多少不満ですが)出来の良いキットだと思います。 塗装前にライフルとシールドを持たせましたが、この武器類の出来があまり 良くなくて、全体を大味に見せているのではないでしょうか。特にシールドは 異様に巨大です。今回はそれらの武器はオミットしました。 今回も改修は頭部付近を中心にポイントを絞って行なっています。また塗装に 関してもサーフェーサを使わず、ペーパーの表面処理と仕上げのトップコート で塗装面を作っています。
また股関節軸、腹部軸、バックパックのポロペラントタンク接続軸(これはポリパーツ むき出しで、外れやすい)は瞬間接着剤で太らせ、きつくしています。これで多少は ポーズの保持力を強くすることができます。ただ腹部は上半身の重量を支えているので、 時間が立つと後方にずれてきます。 | |
塗装は二種類のレッドを使い分けています。
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▲頭部の改修 |
写真ではわかりにくいですが、フェイス部のモノアイの両側にプラ板を貼って形状を変更しています。(写真で少し白く見える部分です。) また頬の部分をシャープに削り込んででいます。首周りの動力パイプは左写真では キットのものを使っていますが、細巻スプリングに置き換えています。キットパーツの パイプを切り取り、後頭部に接続する部分にピンバイスで穴を開けスプリングを通して います。前面はキットの取り付け穴差し込んでいるだけです。 アンテナは削り込んでシャープにしています。 |
▲胸部上面のボリュームアップ |
胸部上面の左右のパーツはキットのままでは平坦で、正面から見た時に撫で肩に
見えます。
今回はこの部分にプラ板とSSP-HG(アルテコ瞬間接着パテ)を盛りつけてボリュームアップしています。
撫で肩は多少解消されましたが、シルエットには大きな効果はありませんでした。
左写真では白く写っている部分がボリュームアップした部分です。
この部分のみ、サーフェーサを吹いてから塗装しています。プラスチックと パテという異素材の混在する部分なので、下地の整形と色の統一をはかるためです。 この部分以外は今回はサーフェーサは使っていません。前後パーツが別パーツ化 されていますが、接着せずに分割部分を事前にプラ板で作ってあったので、 前後の分割はそのまま生きるようにしてあります。 |