RX-78-2 GUNDAM

バンダイ 1/100 GUNDAM MGシリーズプラスティックモデル


MG ガンダム ver 1.5 を作成しました。このモデルはMGシリーズの最初期モデル である MG ガンダムをPGなどの最近のデザインの解釈 にしたがって、新機能を付加してバージョンアップしたものです。新機能部分で ある一体成形の脚部フレームなどは、面倒くさがりの僕には楽でよかった のですが、フレーム塗装は面倒かもしれません。

旧MG部分と新パーツの精度に差があり、いくつか修正してあります。その中で この作品のポイントして、腕部の改修を行っています。

この作例は ホビージャパン誌 2000年10月号読者のページに掲載されています。改修ポイントは以下の通りです。

  • 上腕部の関節が旧キットのままですが、関節の解釈としては納得が 出来なかったので、PG同様に肩部直下に回転軸を移しました。改造の詳細は このページの後半を見てください。
  • 手首部分をくりぬいて、Zバーニアを加工して手首パーツにしています。 貧弱さがなくなって、以上二つの改修でPGライクになります。
  • 握り手首の自作。実はこれやってみたかったのです。可動指や旧パーツ の握り手首では表情がイマイチだったので、思い切って作ってみました。
  • 旧パーツのコックピットカバーの上部モールド埋めと、前面のモールド 彫り直し。
肩部改修部分や手首カバー部、そして自作の手首 がわかりにくいのが残念ですが、手首はかなりかなり表情が出たと思います。 写真はそのうち撮り直そうと思っています。

武器は... 面倒で(?)まだ作っていません。武器を持たない立ちポーズも 様になっていると思います。塗装はすべてラッカー系で、前作ゼータ同様に トーンを落として落ち着いた色にしています。(写真では赤い部分がつぶれて しまっていますね...)
一度濃い目の色で塗装した後、明るい色を面の中央から外側に 重ね吹きしています。

デカールは付属のものを肩に少しはってあるだけです。以前はデカールをたくさん 使っていましたが、最近は塗装にあわせて、色味などに影響しないものを 選んで貼っています。


MG ガンダム ver 1.5 途中経過写真

腕部改良の提案

MG ガンダム ver 1.5 の腕パーツが貧弱に感じたのと、関節位置の説得力に かけたので、腕部関節を以下のように改修して、PGや他のMGシリーズと同じような 位置に関節を移動してみました。随分印象が変わり、貧弱さもかなり消えたと思います。

また手首部分も切りかいて、WAVE社のバーニアをポリキャップカバーに しています。ポリキャップはエポキシパテで固定し、その上にカバーが 被るようにしています。握り手首(左)は軸と甲をキットから流用し、 指はすべてポリパテの削り出しで作っています。


経過写真(上腕、手首)
関節に関しては、上腕のダクト直下で水平に切断し、切断面から上をA, 下を B とすると、
  1. A の切断面をプラ板でふさぎ、真ん中に穴を開けてプラ棒を通す。
  2. Bパーツは上下さかさまにして、切断面を肘関節部分に接着する。
  3. Bパーツと肘関節部は一体になるので、プラ板やパテでボリュームアップする。
  4. 上記パーツを組み付ける。
という工程で上腕をボリュームアップしています。また前腕はモールドをうめる ことで上腕とのデザインのバランスもとれます。


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