FA-78-1 GUNDAM FULL-ARMOR TYPE

  1/100 FA-78-1 GUNDAM FULL-ARMOR TYPE BANDAI MG Series
FA78
 
Prologue
MGフルアーマーガンダムを作成しました。この作品はバンダイ公式のガンプラワールドカップ 「GUNPLA BUILDERS WORLD CUP 2011」に出品し、一次審査通過の100作品に選考されました。 二次審査は残念ながら通過しませんでしたが、非常に良い記念になりました。    そのまま組み上げると非常にスマートで、昔のMSVの設定画や旧キットのパッケージに 描かれているような重厚さがあまり感じられなかったので、何箇所か手を加えて全身の バランスを変えています。煽り気味で見たときに、どっしりとした体型に見えるように気を遣いました。
FA78
 
Construcion

装甲部分が薄く、元のガンダムに密着しているので非常にスマートです。 ワールドカップ参加締切りのタイミングもあり、工作に取れる時間が数日しかなかった ため、フレームやガンダム本体を大幅に改修するのは断念して、手足のラインや装着武器の 形状変更で全身のイメージを変えることにしました。

FA78FA78

まず右腕の2連装ビームライフルや、背中の360mmロケット砲がMSVの設定画に比べずいぶん長いことに 気付きました。またMSVの設定画は「あおり」のアングルなので、拳から腕への流れや、足首 から腰にかけてのラインがなだらかに細くなっています。これを意識して以下の部分を改修 しました。
  • 右腕の2連装ビームライフルを2mm程度切断し短く調整
  • 同様に背面の360mmロケット砲を3mm程度切断し短く調整
  • 拳を一回り大きく新造
  • スネ装甲の凸型のラインを削り、上下になだらかなラインに変更
  • ひざ部分の装甲(小型ミサイルベイ部分)の厚みを減らし、ヒンジ部分の形状を合わせて変更
  • わき腹部(ガンダム部分)の幅増しをして太め体型に変更
  • 胸のダクトはくり貫いてメッシュに交換
FA78 Pre-completed

制作途中の写真のサーフェーサーで色がグレーになっている部分が上記の改修を行った 部分になります。手軽にやろうと思ったのですが、結構手間がかかりました。

 
Coloring
塗装・マーキングについては、MGキットの成型色のような緑と白の明るい色設定ではなく、 旧MSVキットのパッケージ画などを参考にしました。ベースはいつものブラックです。 塗り分けはMGキットのものではなく、MSVの設定画にあわせています。
  • グレー: 軍艦色をベースににグレーと白を少しづつ加えて調整
  • グリーン: 上記のグレーにグリーンを加えて調整
  • ダクトやバーニア部分: キットではオレンジ系ですが、旧キットパッケージ画を参考にモンザレッドに 軍艦色を加えたもので塗装
  • 関節: 軍艦色+ブラック
Finished
マーキングはキットに付属のものに加えて、市販スケールモデル用のものやラインデカール、 MGガンタンクのものを使っています。キット付属のものは肩のラインが赤だったので、旧キット パッケージのように白いラインにしました。あまり貼り過ぎないように注意しました。

装甲はジェルシールで固定するのですが、塗装したらうまくつかなくなり、一部は両面テープなどで 固定することになりました。短い時間の制約の中でそれなりに手を加えられたので満足しています。

地味な作品ながら、バンダイ公式では初めてのワールドカップでの一次審査通過は満足しています。 他の方の作品が力作揃いだったので、まだまだ力不足を感じています。

 
Plastic Model World