RX-77-2 GUNCANNON

  1/100 GUNCANNON BANDAI MG Series Kit

 
Abstract

以前にBクラブのガレージキットでガンキャノンを作成しましたが、待望の MGシリーズ(1/100)でのキット化が実現しました。先に発売された HGUC(1/144) と比べて評価の分かれるキットですが、私はこのMGキットも十分好キットだと 思います。エポキシパテで握り手首を作成した以外は、全くストレートに組み上げて います。

MGガンダム1.5と並べられることを前提としています。塗装はベースをブラック にしてモンザレッドを立ち上げて重量感が出るようにしています。仕上げは半ツヤ で装甲の厚さを表現することを試みました。

GUNCANNON
GUNCANNON HEAD MGガンキャノンはカメラ部分にクリアーパーツを使い、MG GM などと共通性を出しています。クリアーパーツは最初からグリーンに塗装されていて(MG GM は無色)、内部パーツをシルバーに塗装することでより精密な表現が可能です。(ガレージキットの時は 透明のカメラを自作しましたが、内部をグレーで塗装したので、あまり目元がはっきりしませんでした。)
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Photographs

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Construction

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[頭部/上半身]
頭部は下部を削ることでHGUCにできると思いますが、今回はキットのままに しました。前後でパーツ分割がされているので、マスク部と内部カメラの 軸を削り込むことで合わせ目を消して塗装した後で組み立て可能にしました (後ハメ加工)。上半身はほぼ完璧なパーツ分割で合わせ目が現れません。 頭部以外は肘の内部間接部分の合わせ目処理をしました。
HEAD
[手首]
手首はエポキシパテでの自作です。キットの手首が機械的で好みでなかったためです。ただしライフルを持つ右手はキットの可動指を使っています。今回はそれほど出来が 良くはなかったのですが、力強い表情が表現できたのではないかと思います。 とくにガンキャノンは人間と同じ目をしたガンダムや怪物的なモノアイを搭載した ジオン系のMSと違い、表情が出しにくいので、手首は表情を表す重要な部分になるのだと思います。
HAND
[キャノン砲]
最大の特徴キャノン砲ですが、ここも合わせ目の処理が必要です。円筒型の 形状を損なわないようにペーパーをかけています。注意するのは合わせ目上に 凸モールドが存在するので、うまく処理できない時は凸モールドを作り直した 方が良いでしょう。このキャノン砲ですが塗装後墨入れ時に両方ともエナメル 塗料で劣化して割れてしまい、修繕しています。砲身と先の部分を組み合わせる 時に力がかかっていて割れやすくなっていたようです。
CANNON

 
Coloring

重量感を表現したかったので、頭部などの白い部分と黄色い部分は下地にグレーを塗装し、ホワイトを重ねて塗装しています。赤い部分とグレー部分は下地をブラックにしています。赤はモンザレッドです。キャノン砲やバックパックのグレーは軍艦色系にし、肩や足首のグレーはフィールドグレー(2)系を基本に微妙に調色したものを使っています。すべてGSIクレオス(旧グンゼ)のラッカー系塗料です。墨入れはエナメルのフラットブラックを使っています。

 
Finished

デカールはキットのものが大き過ぎると感じたので、スネのものは本来足首に 使う小さい"108"のドライデカールを使っています。胸部とスネに貼った後、 上から軽くモンザレッドを吹きかけています。仕上げはスーパークリヤーの半ツヤ を使っています。

 
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